家族

 お久しぶりになってしまいました😓

今日は、病気と闘ううえで大事な存在になる家族について。

大事なことなのでもっと早く書くべきでしたが失念してました💦

当院では、病気を抱えた家族がいる方のご来院も多くあります。

私個人としては、「病気の方よりも疲弊し、疲れ切っているように見える」というのが毎回感じる印象です。どうしても、「何かしてあげないと」という思いが強くやりすぎてしまうのでしょう。

気持ちはとてもよく分かります。

でも家族が思っているよりも当の本人は覚悟を決めているもんです。絶対治してやるんだというポジティブな覚悟を。

私は4年弱の間で両方の経験をしました。

コロナと共にやってきた父親の大腸癌。一年たたずに母親の膀胱癌。その一年後に母親の卵巣癌。そしてそのまた一年後に自分の大腸癌。

今年は久々に誰も病気を発症しない年になっています。姉は一番辛かっただろうな~。

両親が病気になった時はそれはもう辛かった。自分にできる事は何だと考えできる限りのことをやろうとしていました。幸い、無事回復したので長期サポートが必要なまでには至らず。

でも自分が病気をした時思ったんです。

自分が弱っている姿を家族でさえも見てほしくない。と。

後で聞くと母も同じことを思っていたようです。心配して帰省するたびに無理させてたかもしれないと反省しました。

私の性格を知っているうちの家族は、気持ちを汲み取ってか連絡はくれるけど会いにくることはほとんどなかった。冷たいと思うかもしれないけど、会いに行かず離れた所で心配しているほうが辛いことだったりするんですよね。何もしない優しさってあるな~と改めて感じました。

久々に会ってもいつもと変わらない。可哀そうに、、と涙をこぼすこともなくいつも通りに支えてくれました。それが一番嬉しかった。

たぶん。病気をした本人より、周りの家族の方が辛い。両方を経験し、そう思います。

余命を言い渡されるほどの状態になっているときはまた違うと思いますが、、

周りで支えるご家族の皆さんに伝えたいことは、

何かしないとと思わなくてよい。何もしてあげられないと自分を責めなくても良い。

いつでも心はそばにいる事だけ分からせてくれるだけで充分です。それが一番の薬です。

いくら自分が病気で辛い状態でも、やっぱり大切な人、家族には元気で幸せでいてほしい。自分のせいで負担をかけたくないと思うものです。大切なのは自分自身がダメにならないように。ダメになっている姿を病気を抱える本人へ見せないですむ程度に支えるということではないでしょうか。

完全に個人の主観です。

今日はこの辺りで。

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