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スタートライン

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   先日、Rabbの患者さん、スタッフと共にハーフマラソンに出場してきました! 晴天に恵まれ、素晴らしい会場と声援を送ってくださる方々のおかげで全員無事完走☆ 良かった良かった。 2022年7月、病気をし自分が生きていられる事への感謝とともに、皆平等にいつまで生きられるかなんて分からないんだと思い知らされた時、『自分がやりたい事って何だろう。』と改めて考える時間がありました。 一番初めに出てきたのは仕事。 二番目に出てきたのは、もう一度自分を限界まで追い込んでレースに出たい。でした。 大学から続けていた競技を社会人5年目くらいまでは続け、自然と優先順位が代わり出場しなくなり、いつかはもう一度と思いながら生きてきました。今年はやろうと思っても色んな言い訳をつけて諦めたことも。。 限界まで追い込まれ、自分の力を出し切った時の興奮、安堵、達成感、、普通に生活しているだけでは味わえない色んな感情をもう一度感じたい。そんな変態かもしれない思いが湧いてしまい、、治療が終わったら必ずチャレンジすると心に決めていました。 とは言っても、一度、歩くだけでも大変になってしまったこの体をどう復活させていけるのか想像ができませんでした。 そこでとりあえずスタートをきるために立てた目標が2023年11月のハーフマラソン出場。1人だと挫折しそうだったので皆を巻き込んで。笑 とりあえず完走を目標に挑んだこの大会。とても楽しく走りきることができました。一緒に走ってくれた皆さんに心から感謝です。 手術が終わって1年3ヶ月、抗がん剤治療が終わって10ヶ月。 ”まだ早い、無理をするな、自分の体を大事に”、、色んな忠告をしてくれる方々にはいつもいつもお世話になり感謝しかありません。けど、一般的にみたら動き始めるのも何もかも早いのかもしれないし無謀なことかもしれませんが、病気との向き合い方は人それぞれ。 前向きに生きていく。挑戦しながら進んでいく。こんな向き合い方をする人もいるんだと病気を抱える人への前向きなエールになることを願って。 やることやって、自分の体の声をしっかり聞きながら、周りの忠告もしっかり聞きながら笑。が大前提ですが。 ハーフマラソン完走したことでレースを目指すスタートラインに立てました! 改めて、一緒に走ってくれた方、応援してくれた方、心配してくれた方。ありがとうございました!!! 来年

1年経過。

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 サボりすぎました。ブログ投稿。。。 大好きな夏。 去年は引きこもりを余儀なくされ、海に一度も入れなかった日々でした。 取り返すかのように今年は行きまくった。笑 お陰様で海に入っても痺れが出る事はなく、動きすぎると切ったであろう腹がシクシクするくらい。ありがたい。 7月頭で一年が経過し、先日、一年検診で大腸カメラをしてきました! 一年前、癌を見つけてくれたクリニックにそれ以来ぶりに行き、やっと先生にお礼を伝えることができました。とても親身に話を聞いてくださり、『癌の大きさから、リンパに転移していることは覚悟してたけど本当に良かったね。転移してないのは奇跡だよ。』と。 改めて、何もなかったかのように生活することができ、仕事もでき、トレーニングも再開できていること、今生きていられる事が当たり前では無かったことを気づかされました。この奇跡を無駄にしないように生きないといけないな。やりたい事ばかり見て突っ走るではなく、今生かせてもらってる事に感謝し、大事にしないといけないなと。 再発、転移の恐怖を消すために必死に生きるのではなく、与えてもらった命を大切にし確実に生きていく。そっちの方が大事ですね。 まだまだやりたい事、やるべき事が私には沢山ある。まずは自分がエネルギー溢れる健康な心身でいることを一番に考え、生きていきます👍 また、先生からは、『見えないところで転移している可能性は捨てきれないから、特に婦人科系の癌の検査は言われてなくてもやって。』と言われました。気が重い。笑 でも、しっかりやることやってから好きなことやろうと病院探し中です。 とりあえず一年再発なし。クリア。 支えてくださっている全ての方に感謝です。ありがとうございます!! それではまた!サボらず書きます。たぶん。

癌という病気とのお付き合い始まる

 前回までは抗がん剤治療について書かせて頂きました! 今日はその後のお話。 やっと終わった抗がん剤治療。点滴も薬も終了し、徐々に普通の生活に戻せてきたと思ったら、少し出ていた手足の痺れはどんどん強くなりました。 少し出始めてから辞めるのでは遅かったのか、、、 幸い、痛みや冷たいものを触れないということはなくなり、ただただ常に痺れがある。という感じ。仕事に支障が出てしまうのかという不安を抱えながらの毎日。ギリギリの所で止まってくれました。 2022年12月に最後の抗がん剤治療を行ってから4月くらいまでは同じ強さの痺れが続きました。慣れとはすごいもので、痺れてるのが当たり前になるとそれが普通になって何も感じなくなる。笑 少しずつ体を動かせるようになってきて、お酒も飲めるようになってきて、病気だという事を忘れられるようになってきても、不意に物を落としてしまったり、つまむ動作が不自由だったり、、 せっかく作ったスープのお皿を片手で持ったら力が入らずぶちまけてしまったり、、笑 お財布から小銭を出そうとしたらうまく掴めず、落とす、時間がかかる、、笑 イライラ通り越して笑えてきました。 病気のことを忘れたいと思っても、毎回そんなことで思い出させられる。悔しい日々。 そんな日々を繰り返し、6月。 ほぼ痺れは無くなりました。早い。ずっと残ってしまう人もいるんです。 早く回復させるために私がやったことは、①高濃度ビタミンCの点滴。②脳脊髄液の流れをよくする治療。①はお世話になっているクリニックの先生に。②は自分ではできないので師匠にお願いしました。どちらも確実に良い方向にきいてくれました。感謝。 痺れもほぼ無くなり、少しずつトレーニング、練習も始められています。今まで通りとはもちろん行かず、冷えるといろんな不具合が出るので注意しながら。 不具合が出るたび嫌な気持ちになり、病気だということを突きつけられます。忘れさせてはくれない。仕方ない。 忘れるのではなく、受け入れる。そう思えるようになりました。 癌になったことは本当に悔しいけど、病気になったことで分かったことや得られたことは山ほど。病気が教えてくれる。って本当にあるんだと思っていますし、病気になって良かったと思うことができています。 これも支えてくださった方々のお陰です。ありがとうございます。 今後は癌のその後とともに、競技復帰に向

抗がん剤治療とのお付き合い④

 またまた久々の投稿になってしまいました、、、 今日は前回お話しした続き。 抗がん剤治療6クール目以降のお話です。 私が使っていた薬は、以前もお話しした通り痺れの副作用が強く出る薬です。 仕事上、痺れが出てしまう事だけは絶対に避けたかったため、主治医とも痺れが少しでも出始まったら治療を終了にしたいと話をしていました。 色んな対策のお陰で5クール目までは防げていたものの、6クール目の点滴中からついに痺れが、、、主治医と相談し6クールやりきって終了することにしました。 途中で辞める事がどれだけ今後の再発に関わってくるのかは誰にも分からず。ただ、8クールの中の半分までやれば全部やったのと同じくらいの効果が認められる。というのが医師の中ではあるようです。 だったら始めから4クールでいいのでは?という気持ちは大いにありましたが、そこはまだ研究段階なのでしょう。 6クール目の内服薬終了時には、手指、足にまとわりつくような痺れが出ていました。 仕事に支障が出るまで強くなりませんように。と願う毎日でした。 こんな形で治療での通院は終了。 終った~とすぐすっきりできる訳ではなく。その後も後遺症は続きます。 そのお話はまた次で~~ 今日はこの辺りで~~

抗がん剤治療とのお付き合い③

 投稿サボりすぎました。。 今日は3クール目以降のお話です。 地獄のような2クール目を終えて、主治医に報告したところ、薬の量を80%まで下げる事となりました。抗がん剤は人によって症状が様々で、その人ができる範囲でやっていく事が一番と。無理して耐える必要ない。と言って下さり、救われました。 3クール目以降は吐き気や食欲不振は同じようにあったものの、嘔吐することはなく、2クール目よりもはるかに楽でした。 ただ、飲み薬による副作用は少しずつ強くなり、喉の異物感が特に強くなりました。でも元気👍 3クール目くらいから効果を実感してきたものがあります! それは、、、高濃度ビタミンCの点滴です!!(主治医とは別の病院でやってます。) 抗がん剤の点滴を入れる数日前に高濃度ビタミンCの点滴を入れ、抗がん剤点滴した後、動けるようになってからもう一度高濃度ビタミンCの点滴をいれる。すると、回復も早いし、日々の仕事もいつもより楽にやりきる事ができたように思います。 高濃度ビタミンCの注射は美容目的で利用する事を知っている方は多いと思いますが、がんの予防にも使われていて実績を出しています。今はまだ保険適応の治療になっていないので費用はかかりますが、、、 病気の治療法はまだ研究段階のものがあったり、まだまだ未来のために研究をしてくださっている先生がいたり、これからどんどん進んでいくんだろうなーと思います。だから尚更、先生だけに頼るのではなく自分自身の事を自分で考え、調べ、判断していく事が必要だと思います。手術をしてもらえた事に感謝し、その後の事は痛みや辛さを訴えるだけでなく自分自身を自分で守れるようにならないといけないと思う毎日でした。 話はそれましたが、、 私には、高濃度ビタミンCの点滴効果がとても良い方向に動いてくれたと思います👌 3クール目以降は、喉の異物感が強くなるだけで、他の症状は6クール目まで変わらず。という感じでした。 次回は8クールまでやらずに6クールで終了したお話。 今日はこの辺りで~ありがとうございました😄

抗がん剤治療とのお付き合い②

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今日はまずこちらを紹介します! 抗がん剤治療は、悪いがん細胞を死滅するのと同時に良い細胞も殺してしまうと言われています。殺されてしまう良い細胞たちを復活させるためにもなるべく早く余分な薬を外に出し、良いものを取り込む。これが大事だと思い、やってみました! 点滴を入れている最中から良い栄養を取り入れるのが良いのではないかと思い、これを持参して臨むようにしました! ビタミンC+Bのミックス。 痺れが防げたのはこれのお陰もあったかも。 2クール目の抗がん剤治療は、最悪でした。点滴後の症状は1回目と変わらず。今回も乗り切れるなと思っていたら、食欲が一気になくなりました。 2.3日目も症状変わらず。3日目の夜から吐き気が加わり、4日目は朝からダウン。 無理に食事をとってしまったせいか夕方くらいまで嘔吐を繰り返し、夜に何とか落ち着きました。6.7日目は仕事はできるものの、食欲は復活せず、、8日目くらいからやっと食べれるようになりました。食欲が出ないけど何とか食べれたものはこれ。 知り合いの看護師さんからの差し入れです(´;ω;`)感謝感謝。。 これなら食欲がなくても食べれる!茅乃舎さん最高です! 2クール目の薬期間の症状は1回目とあまり変わらず。のどの異物感は日に日に強くなりました。でも痺れはなし!!👍 生きた心地のしない2クール目の1週間は、もう二度とやらない。3クール目もやりたくないと思いましたが時間が経つと「またやってみるかぁ」となるものですね。 今思い返しても、一番きつかった2クール目でした。 でも痺れは出てない!それだけが救いで、普通に仕事もでき、乗り切れました! 手袋&ビタミンC,B効果だと思います。 今日はここまで~~

抗がん剤治療とのお付き合い①

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遅れてしまいましたが、少しずつ書かせて頂きます。 さかのぼる事半年前。 まず、抗がん剤治療をするかしないかの選択をしなければいけませんでした。 医師からは、レベル的に抗がん剤治療を行うことをお勧めするレベルだが、やるかやらないかは自分で選んでよいよ。と。 やったからといって再発リスクは数パーセントしか変わらない。絶対に再発しないわけではない。 やらなかったからといって絶対に再発するわけではない。 私は直感でやりたくないと思ってしまいました。それは副作用等の恐怖心より、再発なんてしないと言い聞かせて過ごしてきたから。抗がん剤をやる事で再発する可能性が高いことを認めることになると。 意地っ張りな自分が顔を出しましたが、冷静に考え、しっかり現実を受け止め、受け入れることにしました。                                 今考えても、抗がん剤治療をした事が正しかったのかは全く分かりません。やって良かったとも思わないし、やらなければ良かったとも思わない。                 ただ、沢山の方のお陰で貴重な時間を過ごせたことは間違いありません。 抗がん剤治療は辛い副作用があるのが当たり前。仕事は普通にできない。色んな人から言われました。本当にそうなのか?最小限に抑える方法は何かないのか?お世話になっている医師(主治医の病院ではない)、看護師さん、鍼灸師の先輩に相談しできることは全てやってみようと対策しながらの治療が開始。自分自身を実験台とし、うまくいった事を広めていけるように。 私が行った抗がん剤治療は、 1日病院に行き抗がん剤の点滴を3時間+その日の夜から2週間内服薬。その後一週間お休みしてまた次のクールへ×8クール。 副作用としては吐き気、手足の痺れ、のどの違和感・痺れが主要症状。 まず治療開始前に身体の状態を整えるためにこのサプリメントを飲みました。 そして当日は手の痺れを防ぐためにお医者さんの手術用の手袋を二枚重ね。 これがとてもキツイ、、、 1回目から痺れが出てしまう人が多いそうですが、私は6クール目まで手に痺れはでませんでした!手袋効果恐るべし! 1回目の点滴後の症状は、水道水が氷水の様で触れない。冷たい飲み物を手にしてしまうと手が固まってしまう。 内服薬を飲んだ後の症状は上記にプラスしてのどに違和感でした。 点滴当日は意外と平気