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身体が動く幸せ

先日、九十九里トライアスロンに出場してきました😊 会場は何度も行ったことのある一宮海岸。 swim1.5k→bike40k→run10kのオリンピックディスタンス。 今年初めてトライアスロンに出場し、今回で2回目の挑戦。 練習時間、環境の確保に悩まされ続け、予定通りの練習は全くできず。直前はバタバタして2週間前からろくに身体を動かすこともできずww もうとにかく怪我なく帰ってくることだけを考え本番。 天気は曇り。風もそこまで強くなく。波は最高に良い状況😁 前回同様、レース中に苦しいと思うことなんて一度もなく、ただただ嬉しい。 九十九里縦貫道。いつも車で通る場所をbikeで。海を横に見ながら走る時間は最高すぎて1人でニヤニヤしてました。良い波入ってるな〜いいな〜と思いながら。。 まだまだ練習不足でペースを上げられないからこんな気持ちでレースできているんでしょうけど、、、 とにかく約3時間。自分の身体をフルに使って動けることに喜びと感謝しかない時間でした。 レースに出ると毎回思い出すんです。病気になり全く動けず、この先もずっとこの状況が続いてしまうのではないかと不安だった日々を。 普通の生活に戻れた時の感謝、運動を再開できた時の喜び。 日常を送っていると、以前と変わらない生活すぎてつい忘れてしまいがちです。 普通に生活できること。運動できること。レースに出れること。それらが当たり前ではないということ。  いつも言われます。『なんでそんな辛いことをやるのか?』『あえて身を削るようなことしなくても。。』確かにそうだよなーと思うこともあります。 以前から私がレースに挑戦する意味。。。 ただの自己満足ですw病気する前からマラソンやアクアスロンに出ていたのは本当にただの自己満。 では、リスクを抱えてまでトライアスロンに挑戦する意味。。。 自分がトライアスロンにチャレンジすることで同じように病気で苦しんだ人や戦っている人に何か勇気を与えられるとかは全く思っていません。自己満足だからw でも、病気をした時、今まで積み上げてきた過去やこれから目指していた未来の全てを失ってしまう恐怖に襲われたんです。きっとこれは皆んなそうだと思います。癌じゃなくても、その他の病気でも機能障害でも怪我でも。経験した人は同じことを思うと思います。 病気や怪我じゃなくても、仕事やプライベートで落ち込んだり

家族

 お久しぶりになってしまいました😓 今日は、病気と闘ううえで大事な存在になる家族について。 大事なことなのでもっと早く書くべきでしたが失念してました💦 当院では、病気を抱えた家族がいる方のご来院も多くあります。 私個人としては、「病気の方よりも疲弊し、疲れ切っているように見える」というのが毎回感じる印象です。どうしても、「何かしてあげないと」という思いが強くやりすぎてしまうのでしょう。 気持ちはとてもよく分かります。 でも家族が思っているよりも当の本人は覚悟を決めているもんです。絶対治してやるんだというポジティブな覚悟を。 私は4年弱の間で両方の経験をしました。 コロナと共にやってきた父親の大腸癌。一年たたずに母親の膀胱癌。その一年後に母親の卵巣癌。そしてそのまた一年後に自分の大腸癌。 今年は久々に誰も病気を発症しない年になっています。姉は一番辛かっただろうな~。 両親が病気になった時はそれはもう辛かった。自分にできる事は何だと考えできる限りのことをやろうとしていました。幸い、無事回復したので長期サポートが必要なまでには至らず。 でも自分が病気をした時思ったんです。 自分が弱っている姿を家族でさえも見てほしくない。と。 後で聞くと母も同じことを思っていたようです。心配して帰省するたびに無理させてたかもしれないと反省しました。 私の性格を知っているうちの家族は、気持ちを汲み取ってか連絡はくれるけど会いにくることはほとんどなかった。冷たいと思うかもしれないけど、会いに行かず離れた所で心配しているほうが辛いことだったりするんですよね。何もしない優しさってあるな~と改めて感じました。 久々に会ってもいつもと変わらない。可哀そうに、、と涙をこぼすこともなくいつも通りに支えてくれました。それが一番嬉しかった。 たぶん。病気をした本人より、周りの家族の方が辛い。両方を経験し、そう思います。 余命を言い渡されるほどの状態になっているときはまた違うと思いますが、、 周りで支えるご家族の皆さんに伝えたいことは、 何かしないとと思わなくてよい。何もしてあげられないと自分を責めなくても良い。 いつでも心はそばにいる事だけ分からせてくれるだけで充分です。それが一番の薬です。 いくら自分が病気で辛い状態でも、やっぱり大切な人、家族には元気で幸せでいてほしい。自分のせいで負担をかけたくないと

検査の重要性

 先日、2年経過の造影剤CT検査→診察でした💪 結果、何も見つからず、2年クリア。一安心。 医師からは、「これで60%治ったね!」 う-ん。やっと60%か~。長い道のりだな~。 5年で完治と言われる癌という病気。病気するにはまだ若いほうの私は、再発した場合早期発見するためにこれからも3カ月に1回の検査をするそうです。 仕方ないですね。 今日は造影剤検査のお話。 身体に造影剤を注入してCTで撮影。造影剤が身体全身に回ることで異常を発見するという検査の方法。 注入してすぐに体が温かくなってきます。副作用やアレルギー反応が強く出てしまい、検査ができない人も割といらっしゃるそうです。 かれこれ5回目くらいの経験になりますが、特にアレルギー反応が出る訳でもなく、温かいな~で終了。前回まではそんな感じでした。 今回はいつも通り身体が温かくなってきたな~の後に喉が焼けるように熱くなってきました。抗がん剤治療をやっていた時の嫌な思い出が蘇り、、、でもひどくはならず無事検査終了。 造影剤は回数を重ねるたびに薬品が身体に蓄積され、いっぱいになった時強い副作用が出るようです。花粉症の原理と同じですね。強い症状が一度でも出てしまうと次から造影剤CTは出来なくなり、造影剤MRIに切り替えるそうです。 早期発見するために行う造影剤CT。できる限り長く受けられる状態にしておける方が良いですよね。限界はあると思いますが、大事なことは造影剤検査した直後から水分を沢山とってとにかく身体から薬品を出す。という事。(*個人的な見解です) 今回は初めて、検査した日は1日怠さが残りました。蓄積されてる証拠かな~と思います。 もう遅いかもしれないけど今後気を付けないと。 早期発見がとても大事な癌という病気。 検査できなくなったら意味がないので皆さん注意しましょう😔 今日は癌と戦ってる方々に向けて経験談でした。 ではまた~

コンディショニング

 今日は私の失敗談+コンディショニングの難しさ。 前回お話しした私の不調はようやく改善。 結局何だったのか、、思考を巡らせ辿り着いたのがコンディショニング失敗。 5月。初のトライアスロン出場に向けて準備をしていました。 抗がん剤が終わってから身体を戻し始め、今年に入ってからようやく前と変わらないくらい動けるようになってきていました。無理はしないと決めていながらも、やはり大会が近づくと焦るもので。。でも時間は刻々と過ぎていき、仕事の関係もあり、冬の期間思うようにトレーニングができませんでした。 焦りのピークを迎えた3ヶ月前。無理矢理スイッチを切り替え追い込みをかけ始めました😓 練習量を増やせるのは1ヶ月くらい前まで。 体重も自分がしっかり動けるベスト体重にもっていくために食べた。 無事、楽しく完走できるくらいまでは持っていくことができ、体重もベスト体重で望めました。一安心。 幸せを感じていたのも束の間。代償はしっかりくるようで。 そこから食事がうまく取れなくなり、体重4キロ減。 食欲不信。もちろん練習ストップ。 回復までに2ヶ月弱。 今回の私の失敗。①追い込むという考え方②体重の増やし方③肝臓のケア不足 ①については単純にスイッチを入れるのが遅すぎる。そもそも社会人になり趣味で競技をする上で追い込み期間は作るべきではない。毎日コツコツ積み重ねていくことが一番大事であり、一回の練習も「この辺にしとこうか」が大事。どうしても癖で一回の練習でその時持っている力を出し切ろうとしてしまう、、、現役のときはそれで良いんです。むしろそれをしないといけないんです。でももう私は立派な中年。昔の感覚を捨てましょう。。 ②体重を増やす為にちょこちょこ食べと一回の食事量を少し増やしていただけなんですが、、胃にとっては負担で限界だったのでしょう。。何でも、3ヶ月は身体は我慢が効いてくるものです。精神も肉体も。それがネガティブな環境でもポジティブな環境でも頑張り続けられるのは3ヶ月。それを過ぎるとガクンときてしまうんですね。適度に定期的にリフレッシュがとっても大事。精神だけでなく肉体も。 ③欲深い私は、仕事もしっかりやってトレーニングもしっかりやって、そして飲む!それが最高のスケジュールと思っていまして、、自分のやりたい事全部詰め込む!という感じですね😓悪くないんだけど、良くなかった、、仕事

術後アフターケア

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早くも真夏~~ 暑くて体調を崩している方が続出しております😖😖 冷房による冷えが原因となっていることも多々。難しいですが夏こそ温活しましょうね~ 今日は手術後のアフターケアの様子をご紹介。 当院では、私の実体験が引き寄せているのか、内臓疾患のope後の不調を訴える患者様が多く来院されます。 入院中にしっかり身体を休め、回復していると思いきや、退院して自宅に帰ってから不調が起こることは多々あるようです。 外から見ると手術の傷もふさがり、日常生活を送れるようになっているためもう大丈夫と思いがちです。 実際に切っているのは中なんですよね~ ・除去した内臓が大きければ大きいほど身体のバランスも変わってきます。 ・本来の機能が失われたり弱ったりしています。 ・それを補うために身体の色んな部分がカバーして正常に保とうとしてくれます。  →これが人間誰にでもある≪生体恒常性(ホメオスタシス)≫ですね。 人間の身体は素晴らしいです!でも、ちゃんとケアをしてあげないと、頑張りすぎた身体や精神が悲鳴をあげてホメオスタシスが破壊され、保てなくなるんですね。 日頃、何も問題なく生活している人でも気が付かない間に心身にダメージを受けていることが多いです。 大変な病気を経験し、手術、治療を経験した人の身体、精神は自分で自覚しているよりも大きくダメージを受けています。でも自分ではなかなか気が付く事ができないですね。 「こんなもんか」と思ってしまったり「仕方ないか」と諦めてしまったり。 元気になれます!自分一人で抱え込まず相談しましょう! 私は、術前・術後のケア、その後のアフターケアまでを師匠にお願いし行っています。 自分の院では完全リラックスで施術は受けられないのでw きっと何年たってもつきまとう不調。定期的なケアで忘れてしまうくらいになれます。 今日は当院で行っている術後アフターケアの一例を。 内臓の手術だけではなく、腰椎ヘルニアや整形外科疾患の手術後もケアが大事です。アプローチは変わりますがリハビリと合わせて行います👆 *上行結腸癌→摘出後のアフター ●お灸:キズ治療 ●鍼:胃腸機能改善、全身の気の改善 ●温石:冷え改善 これと合わせて、頭蓋調整や症状によってオイルを使用した施術を行います。 トータル60分くらいの施術。 お困りの際は是非お問合せ下さい☆ 今日はここまで😊

2年経過。

 癌発覚から2年経過。 もう2年か。より、まだ2年か。。。 5年再発がなければ治癒。あと3年ね〜 毎日カウントダウンしているわけでもないし、病気したことすら忘れてる時があるくらいの日常だけど、検査の日が近づくとやはり身構えますね。何も見つかりませんように。と。 1年検診から今までの1年間は、本当に色んなことができた。というかやった。笑 色んな人に注意、心配をかけながら、病気前と変わらない生活を送れるようになり、レースにもチャレンジでき、幸せを噛み締める日々。 その代償は後からやってくるもので、、レースを終えてからの2ヶ月不調続き。再発の恐怖が込み上げてくるような症状になり病院へ。検査。無事クリア。良かった。。 先生には、「大きな手術してるんだから仕方ないよ。」と。 2年経った今、急にこんな不調になるのか、、、不具合が起きるのは仕方ないにしても、、、なんだか納得のいかないまま休養中です。仕事以外は色々お休み。 思えば、入院、手術後から今日までの2年間、入院中、抗がん剤治療中はもちろん大人しくしてました。何もできなかったので。けど、それ以降は休めることを考えず、とにかく早く復帰。とにかく早く元通りに戻す。しか考えず、前進してきたかな。 今思えば、日常を送れるようになったわけではなく、無理矢理前と同じ生活に戻した。身体にはまだ無理だったのかもしれない。と感じております。自分では大丈夫と思っていても身体には負担だったのかな〜 かといって、前だけ見て前進してきた2年間に後悔は全くありません。そのお陰で味わえた幸せ、出会えた人、場面が沢山あるから。 手術を経験された皆様へ。 私は立場的にも性格的にも、病気とこんな付き合い方をしていますが、やはりお勧めしません。笑 やはり、大変な手術をした後の身体は、手術はもちろん、麻酔や痛み止め、治療薬により疲れ果てています。退院後、治療が終わった後はゆっくりじっくり自分を労ってあげてください。 焦らずじっくり。 それが私みたいに不具合を生じさせないための大事な時間であると実感しています。 必ず、笑顔で日常を送れるようになります。 その為にも、焦らない。 自分にも言い聞かせ、、笑 今日はここまで。

未知の領域へ

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 毎月書こうと思っているのに気がついたらもう5月、、、 前回の投稿から年が変わっていました笑 今日は、新たな一歩を踏み出したよ。というお話です。 先日、横浜で開催されたトライアスロンに出場してきました👐 オリンピックディスタンス(S1.5⇨B40⇨R10)に挑んだこの大会。 トライアスロン事態が初挑戦です。 なんで今トライアスロン?という所ですが、、、 学生の頃からずっと、いつかは必ずやりたいと思い続けていました。社会人になって仕事に少しゆとりを持てるようになって、自転車を買えるようになって、、 『来年は絶対出る!』と決めて自転車を買ったのが2年前の年末。 年が明けていざ練習を始めようと思った時、身体に異変を感じ始め、トレーニング所ではなくなり、癌という病気が判明。という感じでした。 (病気については前回までの投稿へ👈) 当時は、ほぼ乗っていないバイクを手放すことも考え、もう出場するなんて無理なんだろうな。と思っていました。 でもやっぱりやりたくて。。治療が終わったら必ず出ると決めていました。 『いつか必ず。』ではなく、治療が終わったら次の年に必ず。と。 『いつか』はやってこない事もある。ということがはっきり分かったからこそ決意を強く持っていました。 前回投稿したハーフマラソンの時同様、沢山止められました。笑 なんで今なんだ。あと一年待ったて良いじゃないか。まだ身体が正常に戻ってない。。と。確かに抗がん剤中の自分の身体、終わってからもなかなかすぐには回復しない身体に自分でもまだ早いかなと思いました。なのでとりあえずエントリーをして練習を始めて、途中でやっぱり身体がまだダメだと感じたら今回は諦めよう、出れてもリタイアしようと決めて少しづつ身体を戻していきました。 挑戦もしないで初めから諦めることだけはしたくなかったんです。 一年先延ばしにする?その一年で病気が再発したらまたできなくなってしまうじゃないか。 自分勝手ですがその気持ちが強く、反対を押し切り続けました笑 結果、身体の調子は本当によく、完全に体力、筋力が戻っているわけではないけど、挑戦できるまでにはなったかなと。バイクの練習不足は否めなかったのでリタイア覚悟で本番を迎えました! レース時間はトータル3時間弱。バイクを漕いでいる間はひたすらに怖い怖いと思ってましたが、辛いやめたいの感情は全くなく、むしろその